
ママには、目に見えないタスクが沢山あります。
特に今は、夏休み。
自分の仕事のことはもちろんですが、家族の旅行や行事など、沢山のことを”こなす”日々。
その中で、
「なんで私ばかり…」「言葉にできないけど、毎日しんどい」
このように心身がついていかないと感じるのは、決してあなたの頑張りが足りないからではなく、「自分でコントロールできないストレス」や「女性特有の体調の波」が、脳に影響を与えているからです。
自分を責めて、無理をする必要はありません。
今回は、私自身の体験に心理学や脳科学の視点を交えて、「自分の心身に寄り添い、自分も家族も大切にできる働き方」を叶えるヒントをお伝えします。
こんにちは!
オンライン秘書×キャリアコーチの黒木はるみです。
働き方をアップデート!
もっと”自由に働く”を叶えるリモートアシスタント育成をしています。
「自分の人生、自分でハンドルを握って生きる女性で溢れる世の中にしたい」という想いで活動しています。
なぜイライラしてしまうの?脳がSOSを出す「コントロール感」の欠如
「何度も子どもに呼ばれて、やりたいことが進まない」
「仕事も家事も、何だか時間に追われてばかり…」
こうした状況が続くと、不満が募り、身近な人に対して感情的になってしまうことがあります。
心理学では、人間がストレスを感じる最大の要因の一つに「自己決定感(コントロールできている感覚)」の欠如があるといわれています。
人の脳は、「自分の時間を自分でコントロールできている」と感じている時に強い安心感を覚えます。
反対に、子どもの声や急な仕事の依頼などで「他者や状況に振り回されている」と感じる状態が続くと、脳の危機管理システム(HPA軸)が作動し、イライラや疲労感をもたらすストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され続けてしまいます。
あなたが「私ばかり調整させられている」と感じてストレスを抱えるのは、心が狭いからではありません。
「自分の時間を自分の意思で動かしたい」と、脳がSOSを出している状態なのです。
男性と同じようにはムリ?女性特有の「ホルモンと脳」の関係
「もっとバリバリ、常に同じように成果を挙げたいけれど、1か月の中で体調の変化のせいで思ったようにいかない…」と悩む人も多いものです。
脳科学や生物学的な視点で見て、男女ではホルモンバランスの変動周期が大きく異なります。
男性のホルモン分泌が24時間周期で一定に近いのに対し、女性は約28日周期でエストロゲンとプロゲステロンの波が大きく揺れ動いています。
特に月経前の時期は、脳内の抑制系神経伝達物質(GABA)の機能が変化し、集中力の低下やメンタルの揺らぎが物理的に起こりやすくなります。
つまり、男性と同じように常に一定のペースで走り続けようとすること自体が、心身に無理を強いている状態ということです。
ご自身のバイオリズムをよく観察し、理解して、調子の悪い時期には「単純作業を集中的に行う」など、ホルモンバランスと脳の特性に合わせたスケジューリングを取り入れることが、心身の健康と成果を両立させるポイントとなります。
自分のために、家族のために。私が選択する「柔軟な働き方」
自分のペースで調整できる「柔軟な働き方」を選択することは、単に楽をするためではありません。
自分自身の心身を守り、周囲との関係性を良好に保つための合理的なアプローチです。
心理学の「ストレス緩衝効果」においては、自分自身で生活や仕事を「ハンドリングできている」という感覚を持つだけで、同じタスク量であっても受け取るストレス劇減することが分かっています。
さらに、この「自分らしく機嫌よく働く姿」は、子どもにとっても大きなプラスの教育効果をもたらします。
昔から「子どもは親の背中を見て育つ」といわれるように、子ども達は、身近な大人の姿を見て、「働くこと」へのイメージを無意識に形作っていきます。
これは心理学の「観察学習(モデリング)」という考え方でも証明されており、人は他者の行動や感情を観察することで、直接体験していなくても多くの価値観を吸収するとされています。
さらに脳の「ミラーニューロン」の働きにより、親がイライラしながら働いていると子どもは不安を感じ、逆に親が楽しそうに働いていれば、ワクワクするような感情が脳内で共鳴します。
夜寝る前に「今日、仕事でこんな嬉しいことがあったよ」と会話を交わすような小さな工夫だけでも、子どもたちの脳には「仕事=楽しくて誰かに貢献できるもの」というポジティブなイメージが刷り込まれていくのです。
「無理をして完璧を目指す」のではなく、ご自身の心と体に寄り添いながら、パズルを組み立てるように、仕事をコントロールしていくこと。
自分が機嫌よく、イキイキといられる働き方を選択することは、ご自身のキャリアのためだけでなく、「次世代が健やかに働くための種まき」という、家族への大きなギフトにもなります。
働き方の正解は、ひとつではありません。
こんな選択があるんだということを、ぜひ多くの方に知って頂きたいなと思っています。
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