
「熱心に学んでいるのに、収入に結びつかない」
「資格や知識は増えたのに、仕事につなげるための一歩が踏み出せない」
もしそのような悪循環に悩んでいるとしたら、足りないのはあなたの「能力」ではありません。
成果を出せる人とそうでない人の差は、スキルより、もっと根本的な部分にあります。
今回は、複数の分野でのキャリアを経験してきた私の経験に、心理学と脳科学の視点を交えて、キャリアを切り開くために「本当に必要な事」をお伝えします。
こんにちは!
オンライン秘書×キャリアコーチの黒木はるみです。
働き方をアップデート!
もっと”自由に働く”を叶えるリモートアシスタント育成をしています。
「自分の人生、自分でハンドルを握って生きる女性で溢れる世の中にしたい」という想いで活動しています。
自分の人生に対して、真っ直ぐな愛を注いでいるか
成果を出し続けられる人と、スキルの習得だけで終わってしまう人の差はどこにあると思いますか?
その答えは、「まず自分の人生に対して、真っ直ぐな愛(情熱)を注いでいるか」という一点に尽きます。
心理学において、自分を突き動かす根源的な原動力は「内発的動機」や「アイデンティティ」と呼ばれます。
スキルを身に付ければ上手くいく、というのは大間違い。
仕事に必要なノウハウの多くはインターネット上に溢れており、検索すれば解決策は山のように見つかるからです。
どれだけ高度なスキルを集めても、それを使って何をしたいのか、何を得たいのかがなければ、それは目的地のないドライブをしているようなものです。
そうやってスキル沼にはまる人(セミナージプシーさん)を何人も見てきました。
スキルアップの沼から抜け出すためには、まず、「私はこう生きたい。こんな未来を叶えたい」という核をしっかりと見つめることが、必要不可欠なのです。
自分を深く知るからこそ相手が見える「共感のメカニズム」
2つ目の条件は、「他者に対して、愛(情熱)を持って関わっているか」ということです。
その理由は、心理学や脳科学の領域において、「自分のことをしっかりと深く考え、受容できている人ほど、他者のことも正しく理解し、思いを馳せることができる」というメカニズムが証明されているからです。
自分自身の内面を理解し、自分の価値観(大切なもの)という「気の幹」を深く理解できているからこそ、初めて目の前の相手の心の動きにも解像度高くアプローチできるようになります。
自分の人生に対して真っ直ぐな情熱を持って生きているからこそ、
他人に対しても同じように情熱を傾けることができるのです。
「この人は今、何を求めているのだろう」「どうすれば満足して頂けるだろう」と、相手のニーズに深く思いを馳せる力は、ビジネスにおいても、相手の「痒いところに手が届く」という価値を提供できることへと繋がっていきます。
| 【解説】なぜ「自己受容」が相手のニーズを見抜く力につながるの? 脳科学や心理学では、「自分のことを深く考え、受容できている人ほど、他者のことも正しく理解し、思いを馳せることができる」というメカニズムが、以下のように証明されています。 1.脳科学的視点:共感を司る「自己・他者共有ネットワーク」 脳には、他者の感情を自分のことのようにシミュレーションする領域(内側前頭前野やミラーニューロンシステム)があります。 例えば、脳科学の研究では、他者の痛みを理解する時、脳は「自分自身の過去の痛みの記憶」をデータベースとして参照していることが分かっています。 つまり、自分の感情や痛みを深く見つめ、理解(受容)していない人は、他者の感情を脳内で再現するためのデータが不足している状態といえます。 自分を理解することは、他者を理解するためのデータベースを豊かにすることへ繋がるのです。 2.心理学的視点:「自己受容」と「他者受容」の相関関係 心理学の研究では、「自己受容(自分の弱さや本音をそのまま認めること)」ができている人ほど、他者に対して偏見のないクリアな視点を持てる」ということが実証されています。 誰しも、他人に「羨ましさ」や「憎らしさ」といったネガティブな感情を持ったことがあるでしょう。 自分の中に認めたくないネガティブな感情(ずるさ・弱さ・攻撃性など)があると、それを無意識に抑圧し、「あの人はずるい」「攻撃的だ」と、他者にその感情を映し出して非難しようとする「投影」と呼ばれる現象が起こります。 自己受容ができている人は、自分のネガティブな側面を抑圧していないため、他者に自分のドロドロした感情を「投影」する必要がありません。 その結果、相手のありのままの姿を、偏見なく見ることができるようになります。 ビジネスにおいて重要な「相手の立場になって考える力(共感力)」が発揮できる状態になれるのです。 |
「安心安全な場」という環境を味方につけ、望む未来を叶えていく
自分自身を深く知り、内なる情熱の源泉(核)を見つける作業は、実は1人ではなかなか難しいことです。
さつま芋掘りをイメージしてみてください。
土の表面に近い、フカフカした場所にあるお芋は簡単に抜けますが、それは小さなものであることが多いものです。
でも、本当に大きく立派なお芋は、土の深い、固く締まった場所に埋まっています。
人間も同様です。
意識できている浅い部分は簡単に分かりますが、その人にとって本当に大切な「核」の部分は、簡単には掘り起こせない深い場所にあります。
さらに、人間の脳には、生きるために、現状を維持しようとする 「心理的恒常性(ホメオスタシス)」が備わっているため、今まで見て見ぬふりをしていた深い領域に向き合おうとすると、無意識のうちに変化を拒むブレーキがかかってしまうからです。
だからこそ、最初は信頼できる人の手を借りたり、同じ志を持つ人の集まる環境に身を置くことが、脳科学の観点からも効率的なルートといえます。
大きなお芋を傷つけないように周囲と協力して側面から優しく掘り起こしていくように、自分自身を掘り下げるために人の手を借りることは、決してずるいことではありません。
心理学で重要視される「心理的安全性(弱さやミスを否定されず、ありのままを受け止めてもらえる安心感)」が担保された環境に身を置くと、脳内でリラックスのスイッチが入り、1人では気づけなかった自分の「本当に大切にしたい価値観」や「唯一無二の強み」が、自然と引き出されるようになります。
完璧なスキルを身につけてからスタートしようとするのではなく、まずはあなた自身の内なる「情熱」を信じ、それを育むための「環境」へ、一歩踏み出してみませんか?
人生は、いつからでも180度変えることができます。
その一歩を踏み出せるのは、あなた自身しかいないのです。
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